材料2:石材(1)
今回は石材を取り上げたいと思いますが、種類が多いのでとりあえず私の好きな石のひとつ、大谷石を取り上げてみたいと思います。
大谷石はその名の通り栃木県の大谷地区で多く産出されたためその名が付きました。 基本的には大谷で産出されたもののみ大谷石の称号が与えられるようで、最近よく出回っている中国製ものは違うらしいのですが、どちらも火山灰などが地上や水中で堆積し固まったものである凝灰岩に類します。 その風合いはやわらかで切削や加工がしやすく石材細工に向いており、かのF.L.ライトは大谷石に魅了され日本で建設されたいろんな建築物で使用しています。 私も実は幼いころ訪れた明治村(またか・・・笑)の帝国ホテルのエントランスに使われているのを見て感銘をうけた覚えがあり、それが原風景なのかどうかわかりませんが大谷石を結構使用しています。 使用個所と加工限界を間違わなければ、施工性もよく比重が小さいので軽く、大きな切板でも持ち運びは楽です。反面風化しやすく激しい風雨+日光にさらされる場所での使用は厳禁です。 外部で使用する場合は日差しの当たらないところで風化を防ぐ薬剤を塗布しておいたほうが無難です。 また、耐火性もあるため、ストーブや暖炉、サウナなどに使われたりします。 似たような性質のものでは十和田石が有名です。風呂場などに使われたりしますがこちらは大谷石をもっと緻密にしたような感じです。濡れ色がオリーブグリーンに変化してこれまた美しい石です。 値が張るのであまり使ったことはありません。
大谷石、十和田石、御影石と石の名前には地名がよく付いています。
写真上は当方設計の暖炉部床に使用した例。下はライトの帝国ホテル玄関に使われている柱の装飾部。
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