仕舞
▽まずは窓下の仕舞。今回の木製窓は大きいものが多いので窓下に敷居受けを設けて敷居レールなどが湾曲して可動しづらくならないようにしています。戸袋がまだ未施工の 掃き出し窓の敷居受けは木材で、基礎打ちの時にアンカーを出しておきました。真ん中のリビング窓はコンクリートの敷居受けにしています。共にテラスのデッキが貼られると見えなくなります。
屋根と、デッキ上の庇は共に跳ね出し梁で支えています。庇の方もそれほどごつく見えないようで安心しました。スギの源平(赤、白のコントラスト)が目立ちますが、1,2年で焼けて風合いよくなります。本当は赤味でそろえるといいのですが、スギはピンキリなので総赤味は価格的に難しいです。

△次は左官と木の仕舞。玄関脇のナラ材は左官との見切材にちりじゃくりを入れて左官を納め、出隅で仕上が切り替わるようにしました。こうすることによって建物表面と内部の違いが強調され、丁度 りんごの赤い皮と 内部の白い実の部分のような印象を人間の深層心理に抱かせる作用を発生させることができ、「塊」という無意識の刷り込み効果を狙っています。 言葉で書くとタイソウな感じですが、まぁ よくやる手法の一つです。ただ、あまり多用したり、大きな外壁面でやるとちょっと ? となるので難しいところです。
仕舞 とは本来 狂言、能の言葉らしいのですが建築では雨仕舞、水仕舞、屋根仕舞など色々なかたちで使われます。そうした仕舞の集積によって建築は形造られ、表現されています。私もひとつ、ひとつの現場などの実績を踏むことで多くの仕舞を考えて次へのステップとしていこうと日々努力しています。






















